【入浴介助編】疥癬が出てしまった時はどう対処すればいいの?!

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こんにちは、新型コロナウイルスにかかるかビクビクしているPochiです。

未だに新型コロナウイルスが猛威を振るっていて、施設従事している方は気が気でないですよね…

Pochi
Pochi

ウイルスこわい…

ウイルスの対策についてはこちらの記事に書いていますので、よければ参考にしてみてください!

さて、ご利用者にとって脅威となるのは、ウイルスだけではありませんよね…
ダニなどもご利用者にとっては脅威になりかねません。

その代表的ともいえるのが「疥癬(かいせん)」です。
疥癬は人から人に感染するため、人が集まるところでは注意が必要です。

人が集まるといえば、一つに入浴介助があります。
今回は「疥癬」が出てしまった時の入浴介助時の対応についてお話ししていきます。

そもそも、「疥癬」って何者?

疥癬はヒゼンダニというダニが人の皮膚に寄生して発症する病気です。
発症すると、主に皮膚の痒みが起こります。そして皮膚の中に「疥癬トンネル」というものを作って卵を産みつけ、増殖していきます。

Pochi
Pochi

皮膚の中に卵を産みつけられるなんて、
想像するだけでも気持ち悪いよね…

また、疥癬は人から人に感染する病気です。

そのため、疥癬にかかったご利用者は隔離され、職員が感染して他のご利用者にうつさないようにガウン、マスク、手袋を着用して介助を行います。

一回疥癬が出てしまうと、隔離したり疥癬発生時の対応を取らないといけないため、職員のやることが増えます。負担が増えます。

そんな厄介な疥癬ですが、疥癬にも2つのパターンがあります。

疥癬のパターンとは?

先ほども言いましたが、疥癬には2つのパターンが存在します。
パターンの違いは主にヒゼンダニの数です。

1つは「通常疥癬」、もう一つは「角化型疥癬」(ノルウェー疥癬ともいう)です。
その違いを図で説明していきます。

通常疥癬角化型疥癬
ダニの数数十匹以下100万匹以上
感染力弱い強い
主な症状赤いぶつぶつ垢が増えたような状態
かゆみ強い不定
症状が出る場所顔と頭以外の全身全身

角化型疥癬は滅多に出ることはありませんが、感染力が非常に強いため一度発症してしまうと終息させるのがとても大変です。

また、通常疥癬は頭部には感染しませんが、角化型疥癬の場合は全身に感染してしまいます。

感染経路はご利用者が病院から退院する際にもらってきたり、職員が外部から持ち込んでしまう場合もあります。

とはいえ、職員が感染する可能性はほとんどないです。毎日お風呂に入っていればダニが流れてしまうからです。

ご利用者の場合は毎日お風呂に入れないため、皮膚についてしまうとそのまま感染してしまう可能性が高いです。
そのため、職員が感染経路にならないように注意が必要です。

ヒゼンダニに弱点はあるの?!

そんなヒゼンダニにも弱点はあります。

それは「熱」に弱いということです。

50℃以上の熱を10分間当たると死滅することがわかっています。

ウイルスの場合は次亜塩素酸やアルコールが有効ですが、
ヒゼンダニの場合は消毒薬では死滅するかは分からないようです。

そのためヒゼンダニの死滅には熱が使われるのが一般的だそうです。

ヒゼンダニは人の体温に住むのが最も居心地がいいらしく、人から離れてしまえば2〜3日、長くても2週間で死んでしまうようです。

人の身体につかないようにするのが一番いいみたいですね。

疥癬発生時の入浴介助の対応

たとえ疥癬が発症したとしてもお風呂には入らないといけないです。

基本的に疥癬を発症してしまった方は、他の方に感染させないように最後に入浴します。

疥癬の方を入浴する際には、職員はマスク、ガウン、手袋を着用して介助を行います。

そこまでは普通なのですが、入浴介助が終了してからがポイントです。

先ほど「疥癬は熱に弱い」という話をしたと思います。

入浴介助ではその「」を有効に使えます。

シャワーの温度調節をMAXの湯温にします。
MAXにすれば湯温は50℃以上になります。

そのシャワーで浴室内を「消毒」します。

そうすれば、浴室内にヒゼンダニが残っていたとしても高熱のシャワーで死んでしまうため、次に入浴介助をする際にヒゼンダニの生き残りがいなくて済みます。

つまり、次の人に疥癬がうつるリスクを下げることができるわけです。

私は入浴介助の際に中で介助を行うことが多かったため、疥癬が発生した際はよくこの方法を行っていました。

Pochi
Pochi

この方法はダニの死滅に効果的だけど、自分がやけどしないように気をつけて!

また、脱衣所の場合は熱湯をかけるわけにもいかないので、掃除機でヒゼンダニを吸い込みましょう。

吸い込んだパックは飛び散らないように袋などに入れてしっかり封をする必要があります。
飛び散ってしまったらダニも飛び散るので掃除機で吸い込んだ意味がなくなってしまうことには注意が必要です。

ちなみにですが、私の施設ではアースジェットを使っていましたが…
あれが効果があるのかはわかりません…

入浴介助終了時に自分の靴とかにスプレーすれば気休め程度の効果にはなるかもしれませんね。

一番効果的なのは熱を与えることですが、靴には熱を与えるのは難しいと思います。

また、自分が施設から帰ったら必ずお風呂に入ってくださいね。

もしかしたら自分の身体にヒゼンダニがついてしまっている可能性がありますし、帰ってそのままベッドで寝てしまったらベッドにヒゼンダニがついてしまう可能性もあります。

先ほども言いましたが、職員はお風呂に入っていれば感染するリスクはほとんどないです。

さいごに

ご利用者が感染しないように職員は日々の業務に加えてさまざまな対策を取らないといけないため大変ですよね…

しかし、ご利用者が感染してしまうと感染症対策をしないといけないためさらに職員の負担は増えてしまいます。

疥癬は外部から持ち込まれることもあるため、対策をしていても発症してしまうこともあります。

基本的に清潔な状態を保てばダニも生きていけないため、リネン交換は週1回は必ず交換しましょう。

また、余裕があるなら布団を干したり乾燥機にかければより効果的だと思いますが、日々の業務の中でそこまで行うのは難しいかもしれませんね。

リネン交換だけでもしっかり行うことで感染リスクを下げることができますので、たかがリネン交換と思わず、交換してあげてください。

また、入浴介助の際に他のご利用者に感染するケースもあるため、疥癬を患っているご利用者は必ず最後に入浴、終了後は熱湯で蹴散らしてやりましょう!

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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