【自立支援】その介助、ご利用者の「ため」になっていますか?

介護について
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こんにちは、自立支援じりつしえんが難しすぎて頭がおかしくなりそうなPochiです。

施設に従事じゅうじしていると必ず行うことが「介助かいじょ」ですよね。

介助を適切てきせつに行えば、ご利用者からすればとても助かります。

介助後にご利用者から「ありがとう」と言われればこちらも嬉しくなりますよね。

しかしその介助は本当に「ご利用者のため」になっていますか?

何から何まで介助を行う方がいますが、それではご利用者のためにはなりません。

Pochi
Pochi

何から何まで介助を行うと、ご利用者は職員に依存いぞんしてしまうことがあるよ!

今回はご利用者の自立支援について、一緒いっしょに考えていきましょう。

何から何まで介助を行うとご利用者のためにならない?!

何から何まで介助を行うのはご利用者のためにならないとは、どういうことなのか?

例えば、ご利用者が自分でベッドから車椅子くるまいすうつれるとしましょう。
しかしご利用者が「車椅子に移して」と職員におねがいしたとします。

その時あなたはどうしますか?

ご利用者のたのみを聞いて、そのまま介助を行ってしまえばそれはご利用者のためにならない介助になってしまいます。

この場合は、ご利用者にご自分で車椅子に移っていただくのがいいです。

いくら介助を行うのが仕事といえども、何から何まで介助を行う必要ひつようは全くありません。

介護職員の仕事は「ご利用者のできない部分をサポートする」こと

そもそも私たち介護職員の役割やくわりは「ご利用者ができないことを手伝うこと」です。

ご利用者のできるところまで職員が手伝ってしまうと、その方の「できることをする機会きかい」をうばってしまうのです。

そうなると、ご利用者は「自分がやらなくても、やってくれる」と思うようになり、自分でやらなくなってしまいます。

また先ほどと同じくれいを出しますと、

普段ふだん車椅子を使用しているご利用者がトイレに行くとします。

その方はトイレで自分で手すりをつかめば自力じりきで立ち上がることができます。

しかしそこで立ち上がる動作どうさを職員が手伝ってしまうと、ご利用者からしてみれば「自分ががんばらなくても手伝ってくれる」と思い、次から職員に頼りっきりになってしまいます。

なぜなら、手伝ってもらえる方がご利用者は楽ができるからです。

そのため、一度手伝ってしまうとご利用者は手伝ってもらえた時の「楽」をおぼえるため、次からも職員に手伝ってもらおうと頼むようになります。

頼まれた職員が手伝ってしまえば、ご利用者はまた楽ができるといったスパイラルがまれ、気づけばご利用者がご自分で立たなくなった、ということにもなるのです。

ご利用者の自立支援を考える

このようなことにならないためには、ご利用者の「できること」と、「できないこと」を見極みきわめ、ご利用者の「できないこと」に目を向け、サポートすることです。

特に介護老人保健施設かいごろうじんほけんしせつの場合、在宅復帰ざいたくふっきを目的としているため、ご利用者の「できること」までも手伝うと入所前にゅうしょまえよりも悪くなってしまう可能性かのうせいもあります。

特別養護老人とくべつようごろうじんホームの場合は、基本的きほんてきにはその方が亡くなるまでその施設でらすことになります。

在宅復帰しないとはいえ、ご利用者の「できること」を手伝えば、活動意欲かつどういよく次第しだい低下ていかします。

そうなると要介護度ようかいごどえます。
要介護度が上がれば職員の負担ふたんが増えます。

最終的さいしゅうてきに大変になるのは職員です。
そういう意味でもご利用者の「自立支援」を考えることは非常ひじょうに大切なことなのです。

Pochi
Pochi

できれば、職員も少しでも楽をしたいよね…

では、ご利用者の自立支援をうながすにはどうするのか、考えていきましょう。

自立支援を考えた介助とは

自立支援を考えた介助を行う上でとても大切なのが、ご利用者の「入所記録にゅうしょきろく」です。

ご利用者の情報じょうほうを知らなければ自立支援を考えた介助をすることはできません。

そのため、まずはご利用者の「できること」「できないこと」を把握はあくしましょう。

他の職員に聞くと、最近さいきんのご利用者の情報を知ることができます。

あつめた情報と、これまで自分が関わってきたその方の情報をすり合わせ、最終的なご利用者の「できること」「できないこと」の判断はんだんをしましょう。

メモに取るのもアリだと思います。

ご利用者の「できること」はそのままご自分でやってもらえるようにしましょう。

もし、ご利用者が頼み込んできてもそこは「未来みらいの自分のためだから」と自分でやってもらえるように促します。

それでも中には文句を言うご利用者、キレるご利用者もいると思います。

最悪、そのご利用者にきらわれてしまう可能性もあります。
そこだけは覚悟かくごした方がいいかもしれません。

Pochi
Pochi
 

ご利用者に嫌われるのはつらいけど、
しっかり説明すれば分かってくれるご利用者もいるよ!

ご利用者によっては、
「諦めること」も必要

ただ、ご利用者がめちゃくちゃ頑固がんこで、全く取り合ってくれない場合もあります。

その場合は絶対に無理せず、撤退てったいしましょう。

もしあなたが女性で、相手のご利用者が男性の場合、ご利用者がキレるとなぐりかかってくることもあります。

ご利用者が女性でも暴言ぼうげんくこともあります。これは男性職員でも一緒です。

わざわざ自分がいやな思いをしてまで自立支援をがんばる必要はありません。

ご利用者からの暴言・暴力は介護をめたくなってしまう理由の一つとして十分な威力いりょくを持っています。

それが原因で介護を辞めたくなってしまっては、元も子もありません。

ご利用者のタイプによっては自立支援が難しい方もたくさんいます。
その場合は、あきらめること」も大切です。

心優こころやさしい職員の場合、ご利用者のことを気にかけすぎて何度もトライする方もいますが、危険きけんおかしてまでトライする必要は全くないです。

まずは自分の心身を一番に考える。
他の記事でも言っていますが、これは鉄則てっそくです!

Pochi
Pochi

がんばりすぎる必要はないってことだね。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

介助を行う際は、ご利用者の「できること」と「できないこと」を見極みきわめた介助が必要です。

それをしなければ、知らずのうちにご利用者の「できること」までも介助してしまい、ご利用者が楽をしてしまう。

気がつけば、その方は自分から何かをすることがなくなってしまった。

なんてことになりかねないわけです。

要介護度も上がり、介助が大変になってしまう可能性も高くなります。

もちろん、施設に長く生活していれば、要介護度はいつか上がってしまいます。

事故じこ入院にゅういんして、退院たいいんしたらできることが減っていたということもあります。

しかし、日々の介助で自立支援に目を向けることができれば、ご利用者のできることまで介助しなくても見守りでむため、職員の介助の負担が減ります。

ご利用者が自分でやる場合は、時間がかかって介助したくなるかもしれませんが、ご利用者のためだと思って、そこはガマンしましょう。

そもそもいそいで介助行っても事故率じこりつが上がるため、ご利用者ができることはご自分で行い、職員はそれを見守みまもれる余裕を持つのが大切といえるでしょう。

それにご利用者ができることが多ければ、職員もそれだけ楽ができます。

自分が楽をするためにもぜひ参考にしてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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