【感染症対策まとめ】その対策方法合ってる?病原菌別の特徴、弱点、対策方法をまとめてみました!

介護について
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こんにちは、感染症撲滅かんせんしょうぼくめつを願うPochiです。

感染症対策たいさくといえば、アルコール消毒しょうどく代表的だいひょうてきですよね。

しかし、そのアルコール消毒が本当にいているのでしょうか…?

中には耐性たいせいを持つきんもいます。

今回は、ウイルス、細菌さいきん、ダニの3種類しゅるい項目こうもくに分けて効果的こうかてき対策方法たいさくほうほう、そして自分でできる対策、施設側でできる対策についてお話ししていきます。

ですがその前に、「感染」と「感染症」の違いがはっきりわからない方もいるかもしれませんので、そこからお話ししていきます。

「感染」と「感染症」の違いについて

まずは「感染」と「感染症」の違いについてお話ししていきます。

普段私たちは体内、体外ともに免疫によって身体が守っています。

例えば、皮膚の表面は弱酸性に保たれており、バイ菌から守ってくれるのです。

また、体内も免疫細胞という細胞によってウイルスなどが侵入してしまっても戦ってくれます。(その際に炎症を起こしたり、熱が出たりします。)

さて、ウイルスや細菌が体内に入っただけでは、「感染」となります。
この状態ではまだ身体にはなにも異変はありません。

「感染」してから、身体に異変が起こる、つまり病気などが発症してしまったら「感染症」となります。

感染してから、感染症が発症するまでの期間を「潜伏期間(せんぷくきかん)」といいます。

仮に感染しても身体になにも異常が起きなければ、感染症には発展しません。

周囲の人から見たら、普通の人に見えるのです。

感染と感染症の違いはウイルスなどが侵入しているのは同じですが、症状が出てるか出ていないかの違いというわけです。

ということでウイルスや細菌、ダニについて一緒に見ていきましょう!

ウイルスと細菌について

まずは、ウイルスと細菌についてです。

ちなみに細菌とよく一緒いっしょにされがちですが、ウイルスとはまった別物べつものです。

おもちがうのは、自己増殖じこぞうしょくできるかどうかと、大きさです。

自己増殖とは、その名の通り、自分の力で細胞を増やすことです。

また、細菌は「生物せいぶつ」ですが、ウイルスは「物質ぶっしつ」です。

細菌について

細菌は「バクテリア」ともいいます。目に見えない大きさの菌(数μマイクロメートル)です。

単細胞たんさいぼう(細胞が1つだけ)の生物で栄養えいようがあれば、細胞分裂さいぼうぶんれつ(細胞が二つに分裂すること)により自己増殖ができます。

人の体内たいない侵入しんにゅうして悪さをするものもいれば、乳酸菌にゅうさんきん納豆菌なっとうきんなど体内でいいはたらきをするものもいます。

悪さをする菌としては、大腸菌だいちょうきん黄色おうしょくブドウ球菌きゅうきん結核菌けっかくきんなどがあります。

菌の中には薬物やくぶつ耐性たいせいを持つ菌もいます。その菌のことを薬物耐性菌やくぶつたいせいきんと言います。

細菌が病気びょうきを引き起こす方法ほうほうとしては、

・毒素を作って放出する
・細胞の破壊
・免疫機構をやり過ごして増殖する。
・体内の免疫機構を混乱させ、発熱やショックを起こす。

細菌による病気の例は、コレラ、結核、食中毒しょくちゅうどく(O-157とか)梅毒ばいどく緑膿菌りょくのうきんメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などがげられます。

介護においては食中毒やMRSAあたりが身近みじかかなと思います。
これらについては後でお話ししていきます。

ウイルスについて

ウイルスは細菌よりもさらに小さいです。細菌の50分の1ほどの大きさ(20〜250nmナノメートル)です。

ウイルスは自分で細胞を持たないため、他の生物に寄生きせいしないと生きていけません。

そのため、ウイルスは「生物」ではなく、「物質」ととらえられることがあるようです。

体内に侵入しんにゅうすると、ウイルスは細胞内に入り込み、自分のコピーを作らせます。

その細胞が破裂はれつして中からたくさんのウイルスがび出し、増殖ぞうしょくしていきます。

Pochi
Pochi

ウイルスこわすぎ!

ちなみにウイルスにも種類があります。

エンベロープと、ノンエンベロープです。

エンベロープとは、ウイルスを守る脂質の膜のことで、その膜を持つウイルスのことです。
ノンエンベロープは脂質の膜を持たないウイルスのことです。

これがこわれれば、ウイルスは不活性化ふかっせいか(増殖できない)になります。

エンベロープは脂質に作用するものによわいため、アルコールや石鹸せっけん破壊はかいできます。

Pochi
Pochi

帰ってきてから手洗いしろっていうのは、そういうことだったんだね!

ウイルスにアルコールが有効ゆうこうというのはここからきています。

エンベロープウイルスには、新型コロナウイルスをはじめ、インフルエンザウイルス、ヘルペス、エボラウイルスなどが当てはまります。

ちなみにノンエンベロープウイルス(ノロウイルスなど)は脂質の膜を持たないため、石鹸やアルコールなどが効きにくいです。

ダニについて

次はダニについてです。

ダニも私たちの身近にいますよね。以前いぜん疥癬かいせんについて記事を書いているので疥癬についてはこちらを参考さんこうにしてみてください!

ダニも意外いがいとバカにできなくて、マダニなんかはまれると重篤じゅうとく症状しょうじょうになることもあります。

ご利用者は毎日お風呂ふろに入ることができないです。

リネンも毎日交換まいにちこうかんできないため、ベッドに落屑(らくせつ・古くなった皮膚ひふ表面ひょうめんがれ落ちること)がまっていきます。

ダニはこういうものが大好物だいこうぶつです。

落屑が溜まったまま放置ほうちするとダニがどんどん増殖してしまうかも…

ちなみにダニの弱点じゃくてんは、疥癬の記事でもお話ししましたが、「ねつ」と「乾燥かんそう」です。

そのため、布団乾燥機ふとんかんそうきは効果が絶大ぜつだいです。

ちなみに布団を日干ひぼししても、ダニが布団の内部にかくれてしまうためあまり効果がないようです…
Pochi
Pochi

意外とかしこい…!

また、一般的いっぱんてきな消毒薬は効果が微妙びみょうですので、熱と乾燥で蹴散けちらしましょう。

細菌による感染を防ぐために

介護における細菌による感染で多いのは食中毒や、MRSAなどがあります。

それらに感染するとどうなるのか、また、ふせぐために方法をお話ししていきます。

食中毒について

食中毒といっても、たくさんの病原菌びょうげんきんがいます。大抵たいていの細菌は加熱かねつすれば死滅しめつしますが、中には熱に強い細菌もいます。

ここでは主な食中毒の原因となる細菌を5つ紹介します。

細菌原因となる食品予防
サルモネラ菌鶏卵けいらん鶏肉とりにくとその他の食肉食品中心部しょくひんちゅうしんぶを75℃以上で1分以上加熱
病原性大腸菌生の肉(レバーなど)食品中心部を75℃以上で1分以上加熱し、使用した包丁とまな板はすぐに熱湯殺菌ねっとうさっきんする。
腸炎ちょうえんビブリオ生の魚介類ぎょかいるい真水まみずでしっかり洗浄せんじょうするか、加熱処理を行う。
ウェルシュ菌煮込にこみ料理カレーが代表的。加熱しても死滅しないため、常温保存じょうおんほぞん厳禁げんきん
保存ほぞんの際は冷やして保存し、早めに食べ切ること。
カンピロバクター鶏肉少量しょうりょうの菌でも食中毒を起こすため、しっかりと加熱処理を行う。

以上が代表的なものになります。

病原性大腸菌はO-157が代表的です。ベロ毒素というものを放出し、下痢げり意識障害いしきしょうがい、最悪の場合は死にいたります。

また、ウェルシュ菌は加熱しても死滅しないため注意が必要です。

夏場のカレーなどは1日常温で放置ほうちするだけでも危険きけんですので、常温保存はやめましょう。

メチシリン耐性黄色ぶどう球菌(MRSA)について

次はMRSAについてです。

MRSAはさまざまな薬物に耐性を持つので多剤耐性菌たざいたいせいきんと言われます

通常つうじょう黄色ぶどう球菌は私たちの体内にも存在していて、皮膚や粘膜ねんまくなどにいます。抵抗力ていこうりょくがあれば害を与えることはありません。

しかし、MRSAは感染に対する抵抗力の低下した高齢者に感染することがあります。

このように通常時は感染しないが、抵抗力が落ちた際に感染することを「日和見感染(ひよりみかんせん)」といいます。

日和見感染の原因となるわかりやすい例で言うと、HIVが挙げられます。

感染すると、せきや発熱などの風邪かぜに似た症状や、皮膚の感染症、中耳炎ちゅうじえんなどの症状があります。

時には髄膜炎ずいまくえん肺炎はいえんにも発展はってんするなかなか恐ろしい病気です。

感染経路かんせんけいろは主に接触感染せっしょくかんせんで、咳などによる飛沫感染ひまつかんせんもあります。
予防よぼうするには手洗いと手指消毒しゅししょうどくを行うことです。

うがいの際はポピドンヨード(イソジンのうがい薬)を使うとより効果的。

また、入浴時は他のご利用者に感染するのを避けるため、最後に入浴しましょう。

ウイルスによる感染を防ぐために

ウイルスは細菌よりもさらに小さいので感染しやすいです。

風邪などもウイルスによる感染が原因ですが、感染しないためには日々の対策たいさくが必要です。

ちなみにウイルスに感染した際に、「抗菌薬こうきんやく」を使っても全く効果はないです。
なぜなら、ウイルスは菌ではないからです。

ウイルスには「抗ウイルス薬」を使用しましょう。
抗ウイルス薬にはウイルスが細胞に侵入することを防いだり、細胞内での増殖を邪魔じゃまします。

ウイルスにはたくさんの種類があります。

インフルエンザ、肝炎かんえん(A〜E型まである)、HIV(ヒト免疫不全めんえきふぜんウイルス)、ヘルペスなどなど数え切れないくらいあります。

先ほどウイルスにはエンベロープウイルス(石鹸やアルコールが効くウイルス)と、
ノンエンベロープウイルス(石鹸やアルコールが効きにくいウイルス)がいるとお話ししました。

Pochi
Pochi

ノンエンベロープウイルスに効くものはないの?

 

あります。それは塩素系消毒剤えんそけいしょうどくざいです。代表的なものとしてはハイターですね。

塩素系消毒剤はノンエンベロープウイルスに効くのはもちろん、エンベロープウイルスにも効きます。

つまり、ウイルス対策=塩素系消毒剤を使っておけば間違いないといっても過言かごんではありません。

嘔吐おうとした時に塩素系消毒剤を使うのもほとんどのウイルスに効果があるからです。

ちなみに嘔吐したものを袋に入れる際は空気を抜いてから捨てるのは厳禁です。
なぜなら、空気を抜くと嘔吐物にいるウイルスが空気中にってしまうからです。
嘔吐物を処理する際は空気を抜かずにそのまましばって処理しょりしましょう。

終了した際はハイターで消毒するのを忘れずに。

ということで、次亜塩素酸じあえんそさんナトリウムは多くのウイルスに効果がある万能ばんのうなものですが、次亜塩素酸ナトリウムは強力なため、手に消毒するとめちゃくちゃれます。

そのため、次亜塩素酸ナトリウムで消毒するのはテーブルや、ドアの取って、エレベーターのボタンなどがいいでしょう。

アルコール=ひと、次亜塩素酸ナトリウム=モノの消毒に使うイメージですね。

しっかり消毒ができていれば感染してしまうリスクを大きく下げることができます。

ご利用者に感染させないためにできること

先ほどまでのお話で、ダニは熱と乾燥、細菌やウイルスはアルコール、次亜塩素酸ナトリウムに弱いことがわかりました。

ここまでの情報を下の表にまとめてみます。

ダニ細菌ウイルス
乾燥×
高熱(100℃以上)
アルコール
次亜塩素酸ナトリウム

○=効果あり△=効果微妙、または種類により効果あり ✕=効果はほとんどない

ちなみに高熱というのは、沸騰ふっとうしたお湯に漬け込んで消毒する「煮沸(しゃふつ)消毒」を指しています。

ウイルスのアルコールが△の理由は、エンベロープウイルスにしか効果的ではないためです。

なんだかんだで次亜塩素酸ナトリウムが最強ですね。

次亜塩素酸ナトリウムは万能ですが、刺激臭しげきしゅうがしたり、作用さようが強力なため、取りあつかいには十分注意じゅうぶんちゅういしましょう。

また、アルコールの濃度のうどは70%以上が望ましいですが、60%以上でも効果はあります。

ただし、お酒を飲んで体内を消毒できると勘違いされる方がたまにいますが、そんなことは一切ないので、ご注意ください!

Pochi
Pochi

お酒のアルコール含有率は消毒できるほど高くないよ!

 

さて、病原菌に効果的な方法を知っていても、ご利用者に感染させてしまっては意味がありません。

ご利用者に感染させないようにするためには「自分でできること」と「施設側でできること」の2つの対策方法があります。

自分でできる対策方法

まずは自分でできる対策方法です。

外出して帰ってきたら手洗い・うがいを必ず行いましょう。

うがいをするときは先に口の中をグチュグチュうがいをしてから、ガラガラうがいをすると効果的です。
先にガラガラうがいをすると、口の中にいるウイルスなどが喉にいってしまうので、グチュグチュうがいで口の中のウイルスを流しましょう!
また、感染症が流行っているときは外出をしないのが一番いいです。
しかし、どうしても外出しなければならないこともありますよね。

 

そんなときは、アルコール消毒液やマスクを持っていくといいです。

基本的にマスクは人がいないところではする必要はないです。感染のしようがないためです。

 

夏場でマスクをつけっぱなしにしていると、熱中症の危険性もあるので、人がいない場所ではマスクを外しましょう。
また、ウイルスは目にも入ってきますので、防護メガネをするのが一番効果的です。

 

見栄えが悪くなるから嫌という方は手で目をこすらないようにしましょう。

 

他の人が触れたものに触れる際はあとでアルコール消毒をすると効果的。
15秒擦り込むとさらに効果的です。
 
Pochi
Pochi

擦り込んでいる最中にアルコールが乾いてしまうと効果が下がるよ!

食品含有率
(mg/100g)
アセロラ800
キウイフルーツ(黄)140
茹でブロッコリー120
レモン100
70

栄養と睡眠をしっかり摂ることで感染症にかかるリスクを減らせます。

施設側でできること

次は施設側でできることについてです。

先ほどは自分でできる対策方法についてお話ししましたが、自分がどれだけ気をつけていても、施設での対策がおろそかだと感染してしまう可能性もあります。

また、職員が持ち込むだけでなく、ご利用者が退院時に病院から持ち込んでしまうこともあるため、施設側での対策も必須だと思います。

施設での感染の可能性を減らすために施設でできることは主に3つあります。

・換気
・環境整備
・ご利用者の消毒
この3つについてお話ししていきます。

換気について

まずは換気についてです。

施設内は空調で常に空気は入れ替えられていますが、その空調のフィルターがいつも綺麗とは限りません。

換気は感染症対策の基本中の基本です。

空気がよどんでいると、ウイルスなどの動きも活発になるほか、気分も下がります。

窓を全開にしなくても半開でも効果はあります。

また、外の空気を取り込むことで施設内の空気も循環されます。

ただし、換気をする際はタイミングに気をつけましょう。

ご利用者が部屋にいるときに部屋の換気をしてしまうと、身体が冷えてしまう場合があります。
冬は特に注意が必要です。
ご利用者の部屋の換気をする場合は、ご利用者が食堂などの共用場所に集まっているときに行うといいです。

 

例えば、食事の前やレクリエーションを行なっているときなどがいいと思います。

部屋の換気方法

換気を行う際は、ご利用者のいない部屋は全て換気しましょう。

窓を1箇所開けるよりも、2箇所開ける方が、空気の通り道ができるため効果的です。

窓が1箇所しかない場合は、部屋の入り口の扉を開けて、窓と入り口に空気の通り道を作りましょう。

Pochi
Pochi

換気時間は部屋の大きさにもよるけど、10分するだけでも効果あるよ!

食事前などに一斉に部屋の換気をするのは大変だと思うので、職員で手分けしてやるのがおすすめです。

共用場所の換気方法

共用場所(食堂などのご利用者が共用で使う場所)を換気する際は、ご利用者が部屋に戻ってからがいいと思います。

食後や、レクリエーションの前後、またおむつ交換の前に窓を開ければ、換気しつつおむつ交換もできるため効率がいいと思います。

換気するときはご利用者の部屋以外の窓を全て開けて換気するといいです。
換気をすることによって外の新鮮な空気が入ってくるため、気持ちも少し前向きになれると思います。

Pochi
Pochi

共用場所は広いと思うから15分くらい換気してもいいと思うよ!

1日2回ほど換気できるといいと思います。

換気は感染症対策の基本なので、できるときに行うといいと思います。

ちなみに換気と直接関係ありませんが、食事の際にご利用者に使うエプロンは洗濯後に外に干すとすぐ乾きます。

環境整備について

次は環境整備についてお話ししていきます。

ところで環境整備とはなんのことなのか?

環境整備とは、リネン交換、部屋の掃除、施設内消毒などのことです。
ご利用者が快適に過ごせるように環境を整えることです。

リネン交換は当然やっていると思いますが、施設によっては週1回も交換していないところもあります。

交換しないと、ダニなどがどんどん増殖していくので注意です。

また、不衛生な環境だとダニ以外にも思わぬ感染症にかかってしまうこともあります。

Pochi
Pochi

そもそも汚れたベッドでは寝たくないよね…

リネン交換は軽く見られがちですが、最低週1回は交換するようにしましょう。

部屋の掃除も意外と疎かにされることがありますが、いくらベッドが綺麗でも部屋が汚ければ台無しです。

掃除機でしっかりホコリをとり、その後モップなどで汚れを取りましょう。

掃除をする際はご利用者が部屋にいない時が望ましいです。
掃除機の舞ったホコリなどをご利用者が吸ってしまう可能性があるからです。

掃除機を使用しないで、ほうきで軽くホコリを取るくらいなら、ご利用者がいるときにしても大丈夫でしょう。

また、掃除の際は換気も一緒に行うのがいいです。ホコリなどが舞うからです!

施設内消毒は行なっている施設も多いと思います。

Pochi
Pochi

私の施設でも割と頻繁にやってました!

施設内消毒は人が触れる場所全て消毒しないといけないので大変ですよね…

おそらく、アルコールを雑巾などに吹きかけ、手すりやエレベーターのボタン、照明のボタンなどなどを消毒すると思いますが、ここで思わぬ落とし穴があります。

それはなんだと思いますか?

答えは床の掃除です。

床の掃除は基本的には掃除機で吸い込んだ後にモップで拭くと思いますが、水拭きしている方も多いのではないでしょうか。

ここで一つポイントがあります。それは、

モップ拭きの際に水に次亜塩素酸ナトリウムを混ぜることです。

先ほどのお話で、次亜塩素酸ナトリウムはほとんどのウイルスに効果があるとお話ししました。
そのため、嘔吐した際にも後処理に使います。

実はウイルスは靴の裏に付着していることも珍しくないです。

くしゃみや咳などの飛沫が飛ぶと最終的には床に落ちます。それを踏めば靴の裏にウイルスが付着するわけですね。

そのため、消毒の際には手すりやボタンだけでなく、床まで消毒すると効果的なのです。

Pochi
Pochi

かなり大変だから、手分けしてやる方がいいよ!

先ほども言いましたが、次亜塩素酸ナトリウムは刺激臭がするため、換気は必ずしましょう。

また、次亜塩素酸ナトリウムを入れすぎると、濃度が高くなってモップを痛めてしまうため、水の量に対して、0.5〜1%程度にしておきましょう。

水1リットルに対して5〜10ml程度です。

いつも行うモップ掛けに次亜塩素酸ナトリウムを少量混ぜるだけで消毒効果があるので、やらない手はないと思います!

最後はご利用者ができることについてお話ししていきます。

ご利用者ができること

最後はご利用者ができることについてですが、ご利用者ができることは1つしかないです。

それは、ご利用者も手の消毒をすることです。

職員はアルコールを持ち歩いていることが多いと思いますが、ご利用者が消毒を行なっているところは少ないのではないでしょうか。

ご利用者も消毒を行うことで、感染リスクを下げることができます。

とはいえ、頻繁に消毒をするのは難しいと思うので、食事前だけでも消毒をすれば、接触感染を防ぐことができます。

接触感染とは、感染源に直接触れて、それが目や鼻、口に入り、感染することです。

ご利用者がマスクをつけて過ごすことは難しいと思うため、飛沫感染については職員が気をつけるしかないです。

しかし、接触感染のリスクを減らすだけでもご利用者が感染するリスクは大きく下げることができます。

飛沫感染(ひまつかんせん)とは、くしゃみや咳などの、「しぶき」が目や鼻、口に入って感染することです。

特に高齢者は抵抗力が下がっているため、感染リスクはできる限り下げるべきです。

毎回手洗いうがいができるのが望ましいのですが、それは時間的に厳しいと思いますので、消毒だけでも行うと、綺麗な手で食事もできるし、ご利用者の気持ち的にもいいと思います。

ただし、消毒液をたくさん出すと手が荒れてしまうため注意です。
特に高齢者は手が荒れやすいです。
消毒液の量には気をつけましょう!

さいごに

いかがでしたでしょうか。

今回は、ウイルスや細菌、ダニの特徴と弱点、自分でできる対策と施設でできる対策とかなり長文になってしまいました。

しかし、自分の知識や経験、本から学んだ知識も詰め込んだので、施設に従事する方以外にも役立つと思います。

施設での対策については日々の業務に加えて行うため、大変ではありますが、施設で感染症が流行るとさらに負担は増えます。

感染症対策を怠らず、健康で毎日を乗り切りましょう!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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