【施設介助】ご利用者の席の配置、頻繁に変えていませんか?

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こんにちは、はじの席が好きなPochiです。

施設介助を行なっていると、学校の教室と同じように席替せきがえを行うことがあります。

席替えを行うことによって介助がしやすくなったりといったメリットがあります。

しかしその席替えを頻繁ひんぱんに行うのは学校の教室ならうれしいかもしれませんが、施設においてはあまり良いことではありません。

今回は施設における席替えのメリットやデメリットについてお話ししていきます。

席替えを行うメリットとは?

席替えを行うことはわるいことではありません。席替えを行うにはメリットももちろんあります。

ただし、席替えを「頻繁に」行うのはあまり良くないということです。

席替えを行うメリットを見ていきましょう。

まずは、ご利用者の気分転換きぶんてんかんになるということです。

特別養護老人とくべつようごろうじんホームの場合は、基本的きほんてきにご利用者が亡くなるか施設を移動いどうしないかぎりは、ずっとその施設に居続いつづけることになります。

そうなると、ずっと同じ席ではきてしまいます。

そのため席替えを行うことによって、テレビの見える位置いちや、外の景色けしきが見えたりとか、となりのご利用者が変わったりするためご利用者にとって気分転換になります。

しかし、席替えをしたことによって、配置はいちによってはご利用者同士りようしゃどうしでのトラブルが起こることがあるため、ご利用者同士の相性あいしょうについては考えながら席を配置する必要ひつようがあります。
Pochi
Pochi

学校の席替えのようにくじ引きにしてみたりしたら楽しそうですが、そうなると配置がランダムになるためむずかしいかも…

ちなみにご利用者が席に飽きたから席替えをするということはあまりなく、基本的には職員都合しょくいんつごうで席替えは行われることが多いです。

席替えは「職員都合」で行われることが多い

基本的に席替えは職員都合で行われることが多く、席替えを行う理由りゆうはさまざまです。

・ご利用者同士のトラブルが起こった。

・新規入所の方が入居した。

・食事介助が必要な方が増えた。

などの理由があります。

ご利用者同士のトラブルが起こった場合は席をはなしたり、席を孤立こりつさせたり、場合によっては全ての席の配置を変えたりと、トラブルの被害ひがいの大きさによって、席替えの規模きぼも変わります。

私が働いていた施設はユニット型で12人いましたが、あるご利用者が「自分が見られている」と感じやすい方で、少しでも視線しせんを向けたご利用者に対して「見てるんじゃないよ!」と怒鳴どなる方でした。

Pochi
Pochi

結局その方のせいで、席の配置や向きも総替そうがえすることに…

新規入所の方が入居された場合、その方が座るための席の確保かくほをします。

また、その方の性格なども考慮こうりょして、誰の隣なら大丈夫かなど考えながら配置しなければなりません。

このパターンだと総替えすることはあまりないと思います。

食事介助が必要な方が増えた場合は、その方を介助するグループに移動させるだけだと思うので、他のご利用者への影響えいきょうは少ないかなと思います。

このように席替えは職員都合が多いのですが、その席替えを頻繁に行うことのデメリットをお話ししていきます。

ご利用者は「自分の席」の意識を持っている

私たちは無意識むいしきに自分の席の意識いしきっていますよね。

学校の教室や、オフィスなどでも一度自分の席が決まれば、そこは「自分の席」という意識を無意識にでも持っていると思います。

Pochi
Pochi

自分の席に他の人が座っていたり、つくえをいじられたりしたら不快ふかいだよね。

実はご利用者も同じように、一度自分の席が決まれば、もうそこは「自分の席」という認識にんしきをします。

この認識は無意識にされます。

そのため、「自分の席」である場所に他のご利用者がうつってきたりすると、そのご利用者は表面上ひょうめんじょうは何も言わなかったとしても、心の中では「ここは自分の席なのに…」と思っている可能性かのうせいがあります。

もし、自我じががはっきりしている方の場合だと文句もんくをいう方もいます。

「自分の席」というのは「自分の居場所いばしょ」でもあるので、そこに他人が侵入しんにゅうしてしまうと不快感ふかいかん嫌悪感けんおかんを持ってしまうのです。

頻繁な席替えはご利用者を混乱させる

席替えの一番のデメリットはこれだと思います。

ご利用者は決められた席を「自分の席」と認識にんしきするまである程度時間がかかります。

そのため、職員都合で頻繁に席替えを行うと、ご利用者がようやく自分の席を認識してまたすぐに席替えになってしまうため、混乱こんらんしてしまうのです。

そしてすぐに頭の切り替えをするのは難しいです。

おそらく私たちでも席替えをしてからまたすぐに席替えしたら混乱してしまうと思います。
反発はんぱつも起こるでしょう。

ご利用者の場合はさらに切り替えをするのに時間がかかってしまいます。

1日や2日で切り替える、といったことが難しいのです。

そのため新しい席にれて行っても、「ここは自分の席じゃない」とか、「ここにいて大丈夫なのか」といった発言はつげんをされることがあります。

そのような発言をされたら、「大丈夫ですよ」といってご利用者を安心させてあげることが大切です。

また、自分の席に執着しゅうちゃくのある方だと、以前いぜん自分の席だった場所に他のご利用者がすわると「ここは自分の席だから座らないで!」のような発言をしてしまい、トラブルになる可能性もあります。

席替えひとつとってもしっかりご利用者に配慮はいりょをしないといけないため、席替えをする際は慎重しんちょうに行う方がいいと思います。

席替えの理由を伝えないと不穏になる可能性がある

そして席替えをする理由は事前じぜんにしっかり伝えた方がいいです。
ご利用者はなぜ席替えをするのか分からないためです。

事前に説明していても、認知症を患っている場合は忘れてしまうので、都度説明してあげましょう!

ご利用者の中には自分がなにかしたから、席を変えられてしまったのではないかと思ってしまう方もいます。

その場合はしっかり説明をしないと不穏ふおんになる可能性があります。

Pochi
Pochi

不穏になってしまうと、いきなり泣き出したり、どこか行ってしまったりすることも…

さいごに

いかがでしたでしょうか。

席替えはご利用者にとっての気分転換になることもありますが、逆に席替えをしたことによって不満ふまんになってしまうこともあります。

そのため、席替えで席を決める際はかなり慎重に決めないとまたすぐに席替えをしてしまうハメになります。

頻繁な席替えはご利用者が混乱してしまう原因になってしまうため注意です。

席替えひとつとっても意外とおくが深いですよね…

この記事が少しでも役に立つとうれしいです。

最後までごらんいただき、ありがとうございました。







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